相続が発生した時、相続税の申告期限を気にする方は多いですが、準確定申告の申告期限を気にする方は意外と少ないです。
愛知県内での年間の被相続人の人数は7万人程度、相続税申告をするだけの財産をお持ちの方は1万人程度います。
名古屋でもかなりの方が準確定申告をしていると推測できます。
準確定申告は、相続開始を知った次の日から4か月以内に申告する必要があります。
相続税の申告と比べて、申告期限までの猶予が半分以下の短さなので気を付ける必要があります。
そして、申告期限に間に合うように、準備を早めにすることが必要です。
意外と知られていないのが、準確定申告に必要な資料の一つである年金の源泉徴収票 送られてくるのが遅いということです。
通常、年金事務所で、未支給年金の請求手続きを行うと、約2か月程度で日本年金機構から年金の源泉徴収票が送付されてきます。
ただ、3か月程度かかることがある場合もあるので、資料収集だけでも申告期限ぎりぎりになることがありますので、注意が必要です。
また、準確定申告は、通常の確定申告とは、異なる内容がいくつかありますので、ご心配な方は、相続税も含めて、税理士に相談をしてみましょう。